助産師を目指す時に、今の自分がどのような立場なのかによって選択肢がいくつかある。助産師だけの仕事というのはあまり求人がないため、看護師として助産師の資格を取りキャリアアップを目指す人も多い。助産師の資格があれば、女性のホルモンバランスの崩れなどによる更年期障害や様々な婦人系疾患へのアドバイスも可能だ。
今現在、まったく資格がない場合はまず看護国家資格を取得しなければならない。看護国家資格を受験する際に、看護学校または看護大学課程を修了し卒業試験をクリアする必要がある。看護大学の助産師過程を終了後、看護師試験と助産師試験を合格できれば、最短で助産師になれる。
現在看護師として勤務しているなら働きながら助産師過程を履修する必要がある。
看護師の資格保持者だけでは助産師にはなれないので、助産師専門学校に1年通学するか大学に再入学し1年または大学院なら2年の専門課程を履修する必要がある。現役で看護師として働いている場合、助産師は通信教育では履修できないため一旦休職するか、退職して助産師の資格取得後に再就職するかどちらかを選ばないといけない。
助産師としての資格取得は、現役学生時代に履修するのが最短の方法だろう。しかし、自身の出産育児を機に助産師の資格をとることができれば、病院勤務以外の選択肢も増やせるし、何よりも独立が可能な資格がとれるため配偶者と相談しながらキャリアアップを目指すのもいい方法だ。